Tau-RMode

このプログラムは、時定数や熱抵抗を考慮して、DSCやDTA曲線のデコンボリューションを可能にします。システムの時間挙動は、指数関数の級数で記述されます。実際の値は、純金属の融解ピークをベースに解析されます。

  • 製品カテゴリーProteus®
  • 温度精度
  • 全般
  • 応用

動力学解析の補正及び純度解析の補正には、熱抵抗と測定システムの時定数に関するDSC/DTA 測定を補正することが必要です。

インジウムの融解ピーク、DSC 204で測定、純金属の典型的な融解ピーク形状を示しますす:

  • 吸熱ピークは、極大点までほぼ直線的に増加する。この挙動は、いわゆる熱抵抗によって起こる。
  • 極大点後、融解ピークは、ほぼ指数関数的に減少します。詳細な分析で、減衰は一つ以上の指数関数の足し合わせであることを示しています。

全ての標準規格に拠れば、DSC測定中の温度は参照側で測定されます。従って、与えられた温度は、試料内部の温度ではありません。真の試料温度を得るためには、測定は熱抵抗に関して補正する必要があります。

熱抵抗に関する補正を行うと、融解ピークの左前部は、ほぼ垂直に増加し、試料温度が一定であることを示します。

時定数に関する補正を行うと、DSC曲線は、オーバーシュートすることなく、ほとんど垂直にベースラインへ減少します。

両方の補正を行うと、DSC融解ピークの形状は、ほぼデルタパルスとなり、試料温度は融解プロセス中、一定となり、DSCピークは非常にシャープになります。この特殊な形状は、温度スケールでのみ得られます。

時間スケールでは、両方の補正を行うと、試料温度は融解プロセス中で、一定となることが観察できます。ここで、補正されたDSC曲線は、ベースラインに垂直に減少してゆき、部分エリアは融解プロセスの終了点を明瞭に示します。