- 温度範囲:
-170℃~600℃ - ガス制御:
3ガス切換え標準装備
3ガス用マスフローコントローラー(MFC)はオプション - 分解能(技術):
0.1 μW エンタルピー - 測定再現性:
0.05% - 比熱容量解析:オプション
温度モジュレーション:オプション - 雰囲気ガス:
不活性、酸化性、ガス静止、ガスフロー - 冷却装置オプション:
- エアーコンプレッサー冷却 (室温~ 600℃)
- IC40 (-40℃ ~ 600℃)
- IC70 (-70℃ ~ 600℃) 液体窒素
- (LN2) 自動制御(-170℃ ~ 600℃)
- インジウム応答比:
100 mW/K以上
(ポリマーの分析で通常使われる測定条件) - 加熱/冷却速度:
0.001 K/min to 500 K/min
(最高速度は温度による)
測定プログラムの設定入力を簡素化(SmartMode)、ボタンを押すだけの自動曲線評価(AutoEvaluation)そして、未知のポリマー曲線を同定するプログラム(Identify) は、ユーザーに自由な時間をもたらす、このソフトウエアーの鍵です。経験の少ないユーザーにも、迅速、安全に有用な結果をもたらすことができます。
DSC専門家には、ExpertModeを使って、いつでもProteus®ソフトウエアー機能の全範囲にアクセスすることができます。AutoEvaluationによって得られた結果は、経験豊富なユーザーが評価プロセスの完全制御を維持できるよう手動で後処理可能で、新たに計算することができます。
DSC 214 Polyma 用にあつらえられたProteus® ソフトウエアーバージョン7は、Windows XP、Windows 7あるいはWindows 8.1上で動作します。このソフトウエアーは、分析装置と共にライセンスされていますが、もちろん、他のPCにインストールすることも可能です。
Identify
Identify(同定)は、一回のクリックで自動的に曲線の同定と解釈を行うユニークなツールです。ソフトウエアーのこの部分は、材料の同定と品質保証のためにデザインされています。解析されている当該材料のDSC測定曲線の特性は、内蔵データベースと比較され、プラスチックの種類を同定できます。このようなデータベースとの比較は、DSC技術の分野ではユニークなものです。Identifyのデータベースには、代表的ポリマー用のNETZSCHライブラリーが含まれており、ユーザー独自のポリマーや混合物を加えて拡張することも可能です。ユーザーが特定した品質基準を、カテゴリーを限定するために付加的に使うことができます。初めて、客観的に個々のバッチを相互に比較できるようになりました。これは特に、品質保証や欠陥分析の分野では有用な能力です。
SmartMode
DSC 214 Polyma と共に、新しいSmartModeソフトウエアーインターフェースが生まれました。
それは、簡潔な構造、統一されたナビゲーション、ユーザーフレンドリーなことを特長としています。経験の少ないユーザーでも、直観的なインターフェースにより、迅速に正しい手順を見つけることができます。
ウイザードメニューアイテムで、事前に限定された共通測定方法のセットが提示されます;いくつかの入力が必要なだけで、ボタンを押すと直接、測定に入ります。それぞれを結合させることも可能です。事前限定の測定方法には、NETZSCH “Thermal Properties of Polymers(ポリマーの熱特性)”ポスターに記載されている全ての材料に対応する測定方法が含まれており、即座に測定を開始することができます。User Methodsメニューアイテムには、既に測定実行済みの方法を保存できますので、これらの測定パラメーターを次の測定のテンプレートとして使うことができますので、新たに設定入力する必要はありません。
AutoCalibration
DSC分析装置のキャリブレーションは、正しいDSC測定の前提条件となるものです。それは、装置が常に事前設定されたパラメーター内で測定していることを確かにするものです。しかしながら、キャリブレーションプロセスそのものは、簡略、迅速で、理想的には正しい手順に従い実行すべきものです。解決法は、このAutoCalibrationにあります。この特別なソフトウエアーの特徴は、共通標準物質に対する事前設定されたキャリブレーション方法を提示することから始まり、次にキャリブレーション測定を開始するだけでなく、完全自動で融解ピークを解析し、キャリブレーションカーブを計算し、その有効性までチェックします。従って、AutoCalibrationは、非常に時間のかかるルーチン作業を簡略化します。
ほとんど、あらゆる応用や材料の測定に対応可能な幅広い試料容器アルミニウム、銅、銀、白金、加圧測定用ステンレス容器等)を用意しています。全ての冷間接合可能なアルミニウムるつぼ/試料パンや加圧ステンレス容器には、シールプレス用交換可能ツールキットを用意しています。
3in1ボックスは、新製品Concavus®パンと共にNETZSCHのオリジナルです。これを使えば、試料容器を移動、保管するさいに環境からしっかりと保護でき、しかも取り出し、整理が簡単です。
ルーチン測定用に、異なるタイプのるつぼ/試料パンでも、20試料・参照試料まで収納できる自動サンプルチェンジャー(ASC)を装備することが可能です。
DSC 214 Polyma 用アルミニウム製標準るつぼ(試料パン) | |||||
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材 (純度) | 温度範囲 | 構成 | 寸法/ 容量 | 備考 | 注文番号 |
Al (99.5) | 最高 600°C | Concavus® パン + 上蓋 | ø 5 mm, 30/40 μl | 96組のConcavus® パンと上蓋セット、3in1ボックス含む、冷間接合可能** | DSC21400A66.010-00 |
Al (99.5) | 最高 600°C | Concavus® パン | ø 5 mm, 30/40 μl | 96組のConcavus® パンと上蓋セット、3in1ボックス含む | NGB814672 |
Al (99.5) | 最高600°C | Concavus® パン | 96個のConcavus® 上蓋セット | NGB814673 | |
Al (99.5) | 最高 600°C | 試料容器+上蓋 | ø 6 mm; 25/40 μl* | 100個セット、冷間接合可能** | 6.239.2-64.5.00 |
Al (99.5) | 最高600°C | 試料容器+上蓋 | ø 6 mm; 25/40 μl* | 500個セット、冷間接合可能** | 6.239.2-64.51.00 |
Al (99.5) | 最高 600°C | 試料容器+上蓋 ザー加工穴(50 μm)付き上蓋 | ø 6 mm; 40 μl | 100個セット、冷間接合可能** | 6.239.2-64.8.00 |
Al (99.5) | 最高 600°C | 試料容器+レーザー加工穴(50 μm)付き上蓋 | ø 6 mm; 40 μl | 500個セット、冷間接合可能** | 6.239.2-64.81.00 |
Al (99.5) | 最高 600°C | 試料容器 | ø 6.7mm; 85 μl | 100個セット | NGB810405 |
Al (99.5) | 最高600°C | 上蓋 | 100 個、NGB810405用 | NGB810406 |
* 25 μlあるいは40 μlのるつぼ(試料パン)容量は、上蓋を載せる方向で変更可能です。
** 一台の同じシールプレスで、全ての標準アルミニウム試料容器のシールが可能です。注文番号No.6.240.10-80.0.00A.
アプリケーションデータ
Die Eigenschaften von Polymeren beeinflussen sowohl ihre Verarbeitbarkeit als auch die Qualität der Endprodukte – dies umso mehr, je häufiger Recycling-Kunststoffe auch für Funktionsbauteile eingesetzt werden. Als Qualitätskennwert dient oft der Schmelzflussindex (MFI). Dessen Aussagekraft reicht jedoch nicht immer aus. Eine schnelle, leistungsfähige Alternative ist die Dynamische-Differenzkalorimetrie (DSC).
Polypropylene (PP) is an often-used raw material for
manufacturing thin films like separator films in batteries.
This experiment was initiated due to a problem
arising during the processing of PP films. Products from
certain batches of raw PP granules were easy to break
while those from the other batches featured good quality.
The objective was to find out the reason behind this,
and more importantly, to set up a method for reliable QC
of the raw PP granules. Ideally, this QC method would be
carried out with a basic DSC or TGA.